20200414_011617(1)旧キクマサピン(2019.6製/自社でパック詰)は19/8/12にイオン岡崎店で、淡麗仕立(2019.6製/SN(恐らく沢の鶴)にカップ詰を委託)は19/10/20に横浜駅前の「マツヤ」で、新キクマサピン(2019.10製/自社でパック詰)1/13にイオン名古屋みなと店で買いました。 

冷酒だと、どれも淡麗辛口で、すっきりした中に、適度な旨味があり、官能的な辛さは全然無く、すいすい喉を通りますが、旧キクマサピンは若干ドライ感が弱く、淡麗仕立ては若干軽い割には甘さと酸味がやや強く、新キクマサピンは比較的ドライ感が強く、旨味も旧キクマサピンと同程度で、正常進化しています。

常温だと、やや隠れぎみだった旨味が前に出てきて、やはり同様の差を感じますが、淡麗仕立はやや不自然な感じが出てきて、旧キクマサピンの方が新キクマサピンより若干旨味が強く感じて、常温だと旧キクマサピンの方が好みです。

ぬる燗だと、旨味が強くなる一方で、官能的な辛さも少し出てきます。やはり淡麗仕立はやや不自然な感じがあり、旧キクマサピンの方が新キクマサピンより若干旨味が強く、個人的には旧キクマサピンの方が好みです。

pinキクマサピンは、昨年9月のリニューアルで、品質やスペックの高い方に統一する形で、両者を統合しています(淡麗仕立の300mlパックは、ミニストップで時々見掛けた記憶がありますが、最終デザインになって1年程度で終売になった記憶があり、今思えば買うべきでした…。)。
飲み比べれば、個人的には旧キクマサピンの方が好みだった温度もありますが、その差はわずかで、淡麗仕立と比べれば、間違いなく品質は向上しているので、消費者にとって、とても良いリニューアルだと思います。

pintan2000年頃に、ピン淡麗仕立の前身の「でかピン」を発売して、糖類添加酒の製造を再開して、「ピン淡麗仕立」にリニューアルして、大容量のキクマサピンを糖類添加酒に統一してしまって、とてもがっかりしたので、今回のリニューアルは、とても嬉しいです。
そうなると、残念なのが、菊正宗で唯一の糖類添加酒になってしまった「辛口パック」で、菊正宗で一番の辛口なので、糖類無添加にリニューアルすれば、より甘さと雑味の少ない超辛口に進化すると思うので、キクマサピンと同程度の価格まで値上げしてでも、ぜひ糖類無添加にリニューアルして欲しいと思います。